東京には観光地に事欠きませんが、中でもおすすめしたいスポットが、隅田川の屋形船です。
春は桜が咲き誇り、秋や冬は少し寒いですが、ライトアップされた東京の夜景をとくと楽しむことができます。また、船で出されるお食事の多くには天ぷらやお刺身がありますが、これらをカモメにあげることができます。カモメの方もよく知っているのか、一気に十数羽の群れが船のすぐそばまで飛んできて、見事に餌をキャッチしていく姿を見られ、一興です。
しかしもっともおすすめしたいのが夏、特に花火大会の日です。押し寄せる見物客に流されることもなく、おいしい食事を頂きながら、全く遮蔽物のない空に咲く花火を見られるため、独り占めしているような気分にひたれます。ただ、近年は人気スポットとして認知度が高くなっており、船に乗るためには抽選になってしまいます。また、一人や二人ではなく、四名一組として募集していることもありますので、ぜひご家族やご友人など、揃って応募することをおすすめします。なお、夏の花火は抽選で落ちてしまったけれど、どうしても楽しみたい、という方は、やや小規模にはなりますが12月にお台場で花火のイベントが開催され、こちらを船で見るコースもあります。
乗り物酔いしやすい人は、屋形船と聞くとそれだけで不安になってしまうと思います。また、屋形船を手配する側も乗り物酔いのことまでは考えないものかと思います。そこで、実際に屋形船の人に聞いてみました。というのも、直近で幹事をやる予定でしたので、屋形船を手配しようと思っていたからです。とある屋形船に事前に聞いてみたところ、「コースは川~内海になりますので、まず揺れることはないので船酔いの心配はほとんどありません。ただ、心理的にという部分ではなんともできないので、もしそれでも心配だということであれば酔い止めを飲んでおかれるといいと思います。不安なのは最初だけで、すぐに楽しんでもらえるようになると思います」とのことでした。たまたま親切な屋形船でしたので昨年の花火鑑賞はここに決めてしまいました。みなさんも素敵な屋形船が見つかると良いですね。
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